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女神の見えざる手のAbeCinemaTVのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
3.8
会社の上司に会うたびに勧められたので鑑賞。主人公が観客に明かさない行動や行動原理がかなり出てくるんだけど、主人公のキャラクターと置かれている状況が自然とそうせざるを得なくしているところは見事。会話もかなり早口で要素も多く、一度見ただけではどこまでが伏線で、どこまでが伏線をカモフラージュするための要素なのか、判別できなかった。集中力は結構必要だと思う。アメリカの政治的事情もちょっとは常識として持っておいた方がいいかも。主人公が常にヒリヒリしてるんだけど、見てるこっちもヒリヒリする展開がてんこ盛り。ジェシカ・チャステインの独壇場。ところどころただなんか違和感のある構図や動きがある。クライマックスの弁護士のさりげない間抜けな所作が個人的にはベストシーン。
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