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女神の見えざる手のdのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
3.7
彼女は女神か悪魔か、、、
ロビー活動という、あまり馴染みのないお仕事のお話。団体や個人が優位な政策が取られるよう働きかける活動なんだけど、なかなかに汚いというか、キャリアやお金の渦巻く世界で、腐敗した政治が描かれていた。この映画くらいかは分からないけど、現実世界にも腐敗政治が漂っているんだろうし、そんな腐敗政治に対する批判が何よりも伝わってきたのが第1の感想だった。
ジャンルとしてはサスペンス?ミステリー?ドラマ?位の立ち位置で、2転3転する展開と最後の逆転劇は見ものだった。ただ、察しがいい人にはオチも何となく予想は着くし、「だまされた!」とはならないかも。それでも、テンポもよくてお話も面白いし見やす作品である!
腐敗政治に対するメッセージと同時に、この映画で重要視され描かれてるのが、銃規制について。なにかと銃事件の多いアメリカだけれど、規制が追い付いていない事実にクギを刺すような内容。政治との強い据を見て、何故ここまで規制が進まないのか納得できた。規制について様々な意見があって当然なんだけど、やっぱり日本人の自分からしたら、銃規制の進まない現状は理解できなかった。もし自分がアメリカ人だったら、また違ったのかな?この映画を見たアメリカ人の感想がすっごい気になる。
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