【独特の感触を持つSF映画】
深川栄洋監督作品。原作はライトノベルだそうだけど、私は未読。
サクラダというのは都市の名。この街には超能力者が住んでいる。
高校生の浅井ケイ(野村周平)は、時間を三日間巻き戻すことができる能力を持つ同じ高校の春埼美空(はるき・みそら、黒島結菜)らと組んで街の秩序維持にあたっていた。
超能力者全体を統べる管理局があって、或る日、浅井はそこに呼び出されるが・・・
予備知識なしで見に行ったのだが、タイムスリップや超能力を絡めた甘い青春恋愛映画かという予想は大ハズレだった。かなり独特の感触を持つ作品になっている。
一言でいうと、相当に理屈っぽい。筋書きをしっかり追っていかないと、何がどうなっているのか分からなくなる。観客に緊張感を強いる映画とも言える。
これは前篇であり、後篇ではさらなる展開があるらしいので、前篇だけでは作品全体の評価が下せない。なので、この点数。