2016年公開
監督 : ケリー・フレモン・クレイグ
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何をしても不機嫌で妄想癖ばかりな17歳が、周りに当たり散らしながら自分と向き合っていくお話。
「自分らしさ」とは、他者との摩擦を通じて、自分を相対化していく中でしか獲得しえないんだなあという物語。僕個人としては、この主人公はめっちゃイラつくキャラだし、これくらいの年のころ、同世代にこういうキャラクターは確かにめっちゃいたけど、引いた眼で「バカなんじゃないか」と見ていたっけねw でもそれはその時の自分が聞き分けていたわけではなく、「他者との摩擦」そのものから逃げていただけだと思うし、バカだと思って引いてみていたのは、その人の中の葛藤が、自分の中にも存在して、それがわかっちゃうからっていう同族嫌悪だったのかもなあと思う。意味もなく不機嫌になって友達に当たり散らしたり家族に嫌味を言ってみたり、ネイディーンはそれのシンボルみたいなやつで、大体のことは自業自得なんだけど、俯瞰で理屈で見えてしまう人が通らない、尊い「17歳」なのかもしれないと思ったり。
大人には大人の「成長として必要な他者との摩擦」が、まあありますけどもね。それはまた別の映画で勉強します。