この映画（ネイディーン）に共感できるにしろできないにしろ、その人の痛み悩みはその人のものでしかない、それをこの映画が気付かせてくれました。うわ〜これは刺さるやつです。世の中には二種類の人間がいる…のくだりとか自身のない学生時代は強く感じてました。揚げ足とって勝った気になろうとしちゃうのは結局あまりにも自分に自信がないからで、そんな自分が嫌いだし周りからも疎まれる。自分ばっかり不幸だって思う。周りが優しくないと自分も優しくなれない。維持を張るくせに気まずさは感じてる。どれもこれも身に覚えがあって、彼女の痛々しさはあの頃の自分の痛々しさだと頭抱えながら観てました（さすがに想い人に下品なアピールとかはしたことないけど笑）。この頃は人からの自分の評価を気にするから他人の一言に過剰なほど一喜一憂しちゃうんですよね。最後の兄とのシーンは思わずもらい泣きしてしまいました。人生の何処かで劣等感を感じたことのある人にはわかるんじゃないかなあ。
