あらすじがおもしろそうだったので観た。
陰謀論映画。ちょっとわからないことが多すぎるので町山さんの解説でも聞いてからあらためて考えようと思います。主人公がやたらスカンク臭がられてるのは何の象徴なんだろう。
もしかしたら映画の小ネタとかハリウッドの裏事情を知ればもっとおもしろく観られるのかもしれない。私は『百万長者と結婚する方法』とジェームス・ディーンとヒッチコックとピアノで弾かれた名作映画の主題歌（ビバリーヒルズ・コップとかファイトクラブとか）くらいしか分からなかった。マリリン・モンローとジェームス・ディーンは陰謀論の標的にされやすい人物ということで出しているのかな。ヒロインの女の子のマリリン・モンロー風の幻覚はかなりかわいかった。
序盤あたりでサム＝犬殺しなのかなと思ったけれど結局解決しなかった。映画の細かい内容についてあれこれ考えて繋がりを見出すのは陰謀論みたいなものだということなんだろうか。
散りばめた伏線を回収していないのにオチがついた風に終わることで、観たあとに「製作者も主人公と同じような病気なのでは？これが綺麗におさまったひとつの物語のように思えているのではないか？」という気味悪さを感じさせる構造にしたかったのかな？と思いました（もちろんこの文章は製作者が冷静で論理的な人間だという前提で書いています）。そういう目的の脚本じゃなかったとしたらめちゃくちゃ失礼な感想だけど。
