キリコさんの映画レビュー・感想・評価

キリコ

キリコ

ライムライト(1952年製作の映画)

3.7

なんて寂しい話なんだ。テリーの舞台の途中、カルベロが舞台袖の美術の影でこっそり祈るシーンは、作中において重要ではないけれど、なんとも悲しくて私にとって印象に残る部分だった。
チャップリンが素顔を出して
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

個人的には『パラサイト』よりおもしろかった。
無毛症の男を探したり赤いパンツの男を追いかけるあたりはまだコメディチックなのに、どんどんシリアスに展開していく。

暴力という手段に出るとすべてが上手くい
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独裁者(1940年製作の映画)

3.8

実際のユダヤ人たちが作中よりもずっと酷い目にあっていたことを考えると笑うに笑えない。マヌケなヒトラーを風刺したパートは心置き無く笑えるので良い。ヒトラーとムッソリーニがイングリッシュマスタードを喰らっ>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

長回しのアクションシーン、パキッとしたライティング・色彩設計、有名洋楽カバーはかっこよかった。アクションは力強く、その場にあるものを利用していくのが新鮮で、女性の戦闘に対する説得力があってよかった。>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.5

『パラサイト』の(半)地下から地上への流れなどを踏まえるとおもしろさがあるけど、単体で見るとそんなにかな……。
藤本タツキ作品のエッセンスを感じてよかった。
ティルダ様がかわいかった。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

音樂、画、演技、シナリオのすべてが最高レベル。
不安、期待、虚無感がないまぜになった音楽が素晴らしい。一つ目の星についた時の焦燥感を煽るBGMが印象に残った(観ながら「ここ音楽すごいな!」と思った)。
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.4

あらすじがおもしろそうだったので観た。
陰謀論映画。ちょっとわからないことが多すぎるので町山さんの解説でも聞いてからあらためて考えようと思います。主人公がやたらスカンク臭がられてるのは何の象徴なんだろ
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.5

キアヌとティルダ・スウィントンがかっこいい映画。
調べたらコンスタンティンはスワンプシングの相棒キャラとのこと。知らなかったなぁ。

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.7

「お前の判断に任せる」という言葉の重さ。

ラストのシークエンスでクリスが握る拳銃が彼の最期を暗示していて、すごく不穏でよかった。まだドキドキしている。

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.9

何種類にも解釈できるラストがかなりツボでした。両親との関係に問題がありそうな高慢エリートを演じさせたら福山雅治の右に出る者はいないんじゃないかと思う。


(2021年3月22日再鑑賞 メモなど)
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

内山昂輝さんがオススメしていたので観た。

最初からワクワクした。現在の夫からは妻への愚痴や冷淡な態度、過去の妻からは夫とのロマンティックで順風満帆な結婚生活が語られ、この二つが繋がらないチグハグな印
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.7

気持ち悪い登場人物しかいないしストーリーがよくわからないけれども雰囲気で楽しく観られた。反社会性人格障害と統合失調症を併発してそうな主人公だ。

ドリュー・バリモアがかわいい。

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

飛行機での格闘シークエンス、銃弾一発で飛行機の窓が割れるんですか!?とか人が吹き飛ぶ気圧の機内でパソコン操作できるんですか!?とかそういうことが気になってしまう。

主人公カップルお前ら結局別れるんか
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

パルム・ドール受賞作だったので鑑賞。最初から引き込まれた。そして開始40分くらいで重苦しい雰囲気に耐えられなくなった。

医療専門家との噛み合わない会話。貧困への無理解。繰り返される役所での口論。スト
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.7

内山昂輝さんがラジオで推していたので観てみた。
点った「フォー・シーズンズ」のネオンを見上げるカットがかっこいい。ホテルでのタオルの使い方で揉めるのがやたらリアルでよかった。名曲『君の瞳に恋してる』に
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

3.5

ヒロインがかわいい。スミスと同じくらいサンダースが功労者だと思う。
若い頃のジェームズ・スチュアート、なんか細長くない?

スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.6

ヴィランが多い!

ブラックパーカーくんのイキリ方がおもしろい。主人公カップル、ずっとすれ違ってるな。ピーターとMJの両方に2回ずつくらい「何だこいつ」と思った。

1作目から闇堕ちフラグ立ててた親友
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.6

映画開始から1時間30分くらいピーター・パーカーくんにとってつらいことしか起こらないのでかわいそうだった。だからこそHE'S BACKの爽快感がすごい。

フィクションの人体実験、ヤバいモンスター産み
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.6

ジーン・ケリーが登場すると画面の華が変わりますね。スターだな〜。

ダムさんってあの時代に全てを捨ててシンママになることを選ぶくらいヤバい名字なんだ。奥って名字の奥さんとか普通にいますけどね。

恋人
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.4

私はバカなので冒頭のシークエンスで涙が出るほど笑ってしまった。冒頭がピークというか出オチ。ダニエル・ラドクリフがこんなことやってる!っていう。

「自分を隠さないで生きること」がテーマな気もするが、全
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

虐待の記憶って大人になっても残るよなぁと思った。

主人公一家は誘拐するし窃盗するし死体遺棄するし学校に通わせないし、あらゆる過程で致命的に間違っているから結末も仕方ないものなのだけど、みんなが安らげ
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アス(2019年製作の映画)

3.5

『パラサイト』関連映画としてオススメされていたので観てみた。サイコ映画かなと思ってたらゴリゴリのホラーだった。貧しき者が富める者に反撃するってテーマなのは分かるけど同列で勧めるにはあまりにも怖すぎるだ>>続きを読む

累 かさね(2018年製作の映画)

3.5

原作漫画がけっこう好きだったので観てみた。
芳根京子ちゃんブスじゃない問題があまり解決されていないのと、肝心の「累」の演技力が素人目にもわかるほどにずば抜けてないのが残念だったけれども、かなりおもしろ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

要所要所に到着したときの音楽がすっごい。
思いもよらないみたいな時間・場所・原因で主人公の相棒が死ぬ。てっきり最後の最後まで二人で行くものだと思ってたよ。
その死に方も、主人公を庇ってといったような感
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

AmazonPrimeのサムネイル画像から勝手に「仕事に疲れた男がヨットか何かでクルージングしつつ人生に必要なものを見つける」系の映画だと思って観たら、飛行機が墜落しはじめたのでおもしろかった。
途中
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.6

大して悪いことしてないのに悪魔みたいな天使からクリスマス・キャロルみたいな目に合わされる話。あんなことされたら逆に人間不信になるだろ。ジョージもよくハッピーな気持ちに持っていけたな。

終盤までジョー
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.6

スパイダーマンは前シリーズを数作見た記憶があるかないかくらいの予備知識で鑑賞。

バットマン等と比べてほっそい謎糸で高所を飛ぶので心許なくてヒヤヒヤする。あと若干画面酔いした。CGがきれいだった。
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CUBE(1997年製作の映画)

3.5

怖かった〜。
めちゃくちゃ汗かいた。閉塞感がすごい。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

前半はブラックコメディ色が強め。「ソウル大学文書偽造学科とかないのか〜?」がかなりおもしろかった。

追いつまっても妙に楽天的で幸せそうにすら見える一家だったのが、富裕層の差別意識を耳にして貧困や格差
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.6

作中のロリータの論評が象徴的でそれがすべてだ。
一般常識で考えると虐待でしかない生活なのに、父親の視点で話が進むからつい魅力的な生活だと思い込まされてしまう。父親のことが憎い一方でかわいそうだとすら思
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モンキー・ビジネス(1952年製作の映画)

3.6

マリリン・モンローがチャーミングでものすごく魅力的な上、最初からバカ丸出しのキャラクターでかわいい。出てきた瞬間に身を乗り出してしまう。
破壊的なコメディでよかった。

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

3.4

10年ぶりくらいに見た。
マイケル・ジャクソンが亡くなったことが残念だし、共演する予定だったダンサー・ミュージシャンらの歓喜に満ちた顔を見ていると可哀想になってくる。

ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)

3.5

テレビ特番でやってそうな話だ。
ジャック・ニコルソンの迫力がすごい。

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

3.6

無限にため息がでちゃうな。
回想シーンの生々しさがすごい。自分が「ジョニー」になったら、同じようなことを考えながら過ごすんだろうなと思った。最悪だ。
釣竿をなくす回想がかなりキツい。

主人公ほどの状
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