大好きなデヴィット・リンチの悪夢をうんとポップにしたような作品。夢なのか現実なのか何なのかよくわからないような浮遊感。音楽もよかったし、ところどころに映る古典映画やファミコンの頃のマリオ、古いポスター、女の子たちのファッション、そして華やかな世界の裏の闇深さ。暗号。謎解き。サブリミナル。世の中のヒット曲の殆どを実は同じ人が作っていてその歌詞のところどころに暗号が隠されていたらと思うとぞくぞくする。
どこか得体の知れなさのあるサスペンスが好きなのでかなり好みの雰囲気の映画だった。それにしても主人公の一目惚れする女の子可愛い。部屋も可愛い。