GT

アンダー・ザ・シルバーレイクのGTのレビュー・感想・評価

4.0
一般受けというものをこれでもかという無視したような映画だった。
とにかく難解で、エロティックでグロテスク。始終不穏な空気が漂い、「犬殺し」や「フクロウ」などのキーワードとなりそうな言葉や、意味深なシーンが大量に現れる。そしてその謎めいた雰囲気を彩る、ド派手な若者のポップカルチャーの数々。デヴィッド・リンチの「ロスト・ハイウェイ」とか「マルホランド・ドライブ」とかにかなり似た雰囲気だった。この映画が何を伝えたいのか、箴言めいたことを言う時もあって、その辺から考察できそうな気もするけど、こういう意味不明な作品は消化不良なのをそのまま楽しむのが正解だと思う。
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