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アンダー・ザ・シルバーレイクのmaiのレビュー・感想・評価

4.1
最初はミステリーなのかと思って、画面に注視してたのですが、途中から自分が映画内の雰囲気を疑似体験してるような不思議な感覚になるのが醍醐味なのかな…と思い始めました。
そもそも、謎解きの主体である主人公のサムですら完璧な答えを見つけられておらず、ほんの一握りの概要を知ったにすぎません。なので、この映画のメインは謎解きではなく、そのスリルだったり違和感だったりをサムと一緒に楽しむことにあると思います…。そういう意味では、内容は理解できなくても2時間半を長いと感じることはなかったです。引き込まれました。
ミステリーとして事細かに謎を解き明かしたい!と思ってこの映画に臨むと、相当な消化不良になるでしょう…。笑

「悪夢版ララランド」というのも頷けて、極彩色の衣装やセットがカルトチックな内容にピッタリで、さらにさまざまな曲が劇中に出てくるあたり、まさにという感じです。
あと、アンドリュー・ガーフィールドの冴えなさが凄まじかったです。走り方とか、もうまさにそれ!な感じでした。イケメンなのに。笑

初見だったので、内容は理解しきれなかったです…ただもう一度見直したいと思う、スルメ映画だと思います。
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