KATO

アンダー・ザ・シルバーレイクのKATOのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

予想を超えた面白さ。何となく買った前売りだったけれど、これは超大当たり。

2時間半とめちゃくちゃ長いのに、飽きることなく画面に集中させてくれる。つまらないシーンがないって奇跡だ。
とにかくネタがたくさん。元ネタが分から無いものも多いけれど、たぶん把握できないくらいに多いから気にしたら負け。

サムが謎を解いていく様子にゾクゾクしてしまう。もっと知りたい!と思ううちに、ぐんぐんと引き込まれてしまう。そして、知れば知るほど深まっていく謎。
笑えるシーン、エロティックなシーン、残虐なシーンが惜しみなくバランスよく、存分に散りばめられているので楽しめないわけなどなかったのだ。悪夢版ラ・ラ・ランドの意味は分からなかったけれど……形態的にはナイスガイズ!のほうが私的にはしっくりくる。ナイスガイズ並みの明るさはないし、巻き込まれていくというより、勝手に巻き込まれに行くといった雰囲気だが。

アンドリュー・ガーフィールドが最高過ぎる。気持ち悪いのに、可愛いし、カッコいいし、間抜け。そして、なぜパジャマのズボンを靴下にインしているのにあんなにかっこよく見えるのか。スタイルが良すぎる。
クッキーを一気に口に含むシーンが可愛すぎて悶えた。謎が解けた!とはしゃいでいるのがとても少年で、こいつ社会と隔絶されすぎてて色々成長してないな~感が最高だった。
ラストまでオシャレで、スタッフがノリノリで最高にやべーやつ作ろうぜ!という意気込みが感じられて、本当にいい。こういうのが伝わる映画って絶対最高だもん。最高じゃないわけないもん。
KATO

KATO