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アンダー・ザ・シルバーレイクのNNSのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

犬があんまりいい目に遭わないし、汚物がそのまま映されるのでやだし、140分は長い。
でもこういう解説や考察が盛り上がりそうな映画は好き。わけわからんかったけど。




↓自分の思ったことメモ


・フクロウ女とは?
→自殺願望の具現化。
妄想男と、彼に感化された主人公にしかその姿は見えない。
フクロウ女の姿をしていなくても、シルバーレイクで夢破れた人々には何かがプツッと切れたら自殺してしまいそうな危うさがある。

・犬殺しとは?
→犬は成功や幸せのメタファー。
犬を殺された=夢が破れた の意味。
作中で犬を殺されたのは主人公とサラ。
サラも作中の娼婦たちと同様に何かの夢を追いかけて叶わず、水槽でのヌードパフォーマンスで生計を立てるような生活を過ごすうちに夢を諦めたのかも。

・ジュディ・デンチの絵
→ジュディ・デンチは本物の才能の持ち主。
才能のある人はなんでもできて、凡人は追いつくことができない。

・結局暗号とかはなんなの?
→主人公やヒロインや登場人物たちのような、ハリウッドの夢破れてもシルバーレイクで燻り続ける人たちは感受性が強く、どこか純真でロマンチスト。
そういう人たちが暗号や隠されたメッセージなどに惹かれ、巡り合った人たちがああいうシステムを作った。
もしくはそういう、同じような波長を持つ人たちだけに見えていた集団幻想かも。

・海賊とかホームレスの王は?
→上に書いたような、スターになる夢破れた純真なロマンチスト、が行きすぎた人たち。もはや夢の中でしか生きていない。
お墓に入りたい人たちの元締め的な仕事かな?防空壕は次の人のためのお墓。

・主人公はどうなるの?
→家賃を払って現実に戻る、という選択を放棄したので真っ当な道には戻れなさそう。お母ちゃんが泣いてるぞ…

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