りす

おとなの事情のりすのレビュー・感想・評価

おとなの事情(2016年製作の映画)
4.0
2017年237本目、10月8本目の鑑賞

イタリア映画
ここまでくるとヒューマンドラマではなくてコメディ映画

あらすじ
夫婦ぐるみでの付き合いでとても仲が良い4組の家族
いつも通り楽しい食事会になるかと思ったら1人がゲームを始めようと声をかける
全員で携帯、スマホの電源をオンにしてテーブル真ん中に差し出して鳴るたびに共有していくのであったが‥‥


ただの会話劇とは言えません
特徴的なのはカメラが1人を映すことが殆ど無く、夫婦毎に映してそれぞれの反応が分かるようになっているということ
とても巧いです

どの夫婦もそう
このゲームをやれば少なくともシコリが、最悪の場合別れが訪れます
現代において携帯電話はそれくらい私的な要素が詰まってる、このことを確認させてくれる映画です

ただ、一方で友人とならやってみたい気も
します
やっぱり何事も経験してみないと、つまらないか面白いかなんて分からないので、ちょっと興味が湧きました

そしてこんな状況下でも友情が成り立ってるとこもあるのが、個人的に美しくて幸せな気持ちにもなりました

久々にとても面白くて観てよかった
当たり前のことかもしれませんが、本当に愛する人は1人にすべきかもしれません
女性も男性も秘密だらけ
それが人間でしょう
ただ、一方で1人か2人殆ど秘密なんてなく、全てを明かしてるような友がいてもいいのかもしれないなぁとも思いました

それにしてもこのゲームは本当に面白そうですねぇ
りす

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