おとなの事情(2016年製作の映画)

Perfect Strangers/Perfetti sconosciuti

上映日:2017年03月18日

製作国:
  • イタリア
  • / 上映時間:96分
    監督
    Paolo Genovese
    脚本
    Filippo Bologna
    パオロ・コステッラ
    Paolo Genovese
    キャスト
    ジュゼッペ・バッティストン
    アンナ・フォリエッタ
    マルコ・ジャリーニ
    エドアルド・レオ
    ヴァレリオ・マスタンドレア
    アルバ・ロルヴァケル
    カシア・スムートニアック
    あらすじ
    「今では携帯はプライベートの詰まったブラックボックス。ゲームをしない?食事中、かかってきた電話、メッセージをみんなオープンにするのよ」。友人夫婦7人が集う夕食の場で、エヴァはいきなりそう提案した。新婚のコシモとビアンカ、反抗期の娘に悩むロッコとエヴァ、倦怠期を迎えたレレとカーロッタ、恋人に今日のディナーをキャンセルされたペペ。「何かやましいことがあるの?」と詰め寄る女性陣に、男性陣も渋々ポケットを探り、テーブルには7台のスマートフォンが出揃った。メールが来たら全員の目の前で開くこと、かかってきた電話にはスピーカーに切り替えて話すことをルールに、究極の信頼度確認ゲームが始まる――!

    「おとなの事情」に投稿された感想・評価

    お互い隠したいことがあるのを知りながら聞くようとしないのが大人の付き合いではないのか?
    映画鑑賞中ずっと機嫌が悪かった。楽しい晩餐会のはずなのに馬鹿馬鹿しいゲームのせいで...

    このレビューはネタバレを含みます

    話の構成を理解出来てなかった。登場人物たちが何事もなかったように撤収してまた元の生活に戻ってゆくラスト、「えっ、これって水に流したの?!それが“おとな”ってことなのか…夫婦であり続ける秘訣なのか?…人生の凄み…」と解釈したものの、パンフを読むと、あのゲームは実際に行われたことじゃないとある。ゲームはif世界で起こったことのようだ。もう1回観ないと分からない。どこでパラレルだって提示があったんだろう。「月がダブってる」っていうセリフの繰り返しもそのイメージ?でもピアスのくだりは謎が解けた…。

    ゲームが現実にあったことだったら、みんなが反省を見せていたからイヤな気持ちにならないし、荒療治として抱えきれないことをぶちまける機会を設けたって思える。なのにあえて、秘密が暴かれなかった世界(現実)を維持している。おとなにとっては、秘密とは選択だ。明るみに出すこともできるけどそうしない。にも関わらず他人の信頼を欲しがるずるさ、たくましさ。

    スマホ見せっこのワンシチュエーションで見せる展開も、鷹揚なイタリア人イメージとちょっと違うところもおもしろかった。登場人物の葛藤にはかなり共感したところもあった。人に話したくなる映画。
    エンディングの大円団がどうなんだろう。
    やっぱりおとなの事情!

    このレビューはネタバレを含みます

    十数年築きあげたものが、たった2時間弱で焼け野原のごとく崩れ落ちてしまうような秘密をみんな持っている(のかもしれない?)。それが明るみになるべきか否か、どちらが幸せをもたらすのかはわからない。でもこの映画を見終えた今……なおさらそれはわからない…

    ただ面白かったなー
    3組の夫婦と一人の男が抱える秘密があるゲームによって暴かれていき、それまで楽しかったはずの食事の場が…。
    人は誰しも、大なり小なりの秘密がある。その中には知らない方がいいこともある。そんな気がする。特に、異性絡みの秘密は、いや無いにこしたことはないが、隠し通すこともアリだと思う。もし、自分が浮気をしたとして、彼女か奥さんに浮気を問い詰められたとき、正直に告白するかそれとも嘘をつくか。正解はわかんないが、そもそも怪しまれるのが悪い気もする。正直に白状しても、きちんと話し合って解決できる関係が最も良いと思うんだけど。
    傑作じゃないですか?
    マジで。
    ラストの畳み掛けるような展開に愛を感じて涙が出るくらいの傑作。

    あの人が完璧すぎてボロが出ないかな?と思ったけどソコは死守なんだ!
    娘へのセリフと行動の素晴らしさ・・・。

    幼い子供と姑と暮らす夫婦。
    反抗期の娘に手を焼く医者夫婦。
    新婚だが事業に失敗し続ける夫婦。
    そして彼女を置いて1人できたデブ。

    月食を見ようと会食を共にするが、秘密はなくオープンだと話すみんなを前にカウンセラーの妻がみんなのケータイ、スマホを出してテーブルに置き、その場でメッセージが来たら読み上げ、電話が来たらスピーカーで話す、というゲームを提案する。

    こんなこと考えつくなんて最悪だよ!!と思ったけどそれにも理由があったなんて・・・!!!

    てか普通に考えていいことは絶対にないだろ!
    (あったんですけどw)
    確かに私も特にやましいことはないので別に自分のスマホ出す分にはいいけど、他人のとか恋人のとか知りたくないし、なんでこんなことすんだよ!と思ったら・・・凄いドンデン返し!

    きっとこの物語を作った人ってここに出てくる7人のことが本当に好きなんだと思う。
    だからああいう形にしたんでしょう。

    いろんなメッセージや電話が炸裂し、当然の如くみんな秘密があるわけで・・・。
    ど修羅場はど修羅なんだけど、微妙な友達関係や娘とのエピソード、現代的SNSのやりとりといった面白い出来事も次々起きる。

    人間関係とか人物心情の描写が最高に上手くてですね・・・誰がいつどこで誰に何を言うか、何をするか、何を持っているか、どこにいるか、それが全て物語要素に繋がってるんですよ。
    だから一回だけじゃなくてもっかい見たい。

    後、フード理論も完璧でして。
    リラックスしてる最初はつまみ食いとかしまくりで、食事もしながら話すのにだんだんムードが怪しくなるにつれ食事の手は止まり、出した料理に手をつけないまま残していたり。
    そしてどんどん酒に手が伸びてゆく・・・このフード的緩急のつけ方も素晴らしかった。

    口だけのプレイボーイ、空気の読めない発言連発の女、優しいデブ、完全に黒だが仲間を必死に守ろうとする男、キッチンドランカーの女、プライドだけは高い女、そして聖人のような男・・・。

    ギャグでもあり、ホラーでもあり人間ドラマでもあり・・・ラストのデブのアレで終わるとかほんと最高!
    面白い。なんか色々と考えさせられる、、
    2017.6.1
    "A step back is a step forward"
    友人関係にある3組の夫婦と1人の男が、「お互いの携帯を見せ合うとどうなるか?」というゲームを通じて信頼度を計ろうとする密室劇。

    脚本が素晴らしくおもしろい。他人事だから笑えるけど、もし自分がと考えると恐ろしい。
    ラストが印象的。相手の秘密を知っていて、これまで通り振る舞うのも、また大人。
    舞台化してもおもしろそう。

    ※これから見に行く人への注意事項として、決してカップルで見に行ってはいけません。


    香川ソレイユにて試聴
    >|