一姫二太郎

おとなの事情の一姫二太郎のレビュー・感想・評価

おとなの事情(2016年製作の映画)
3.8
映画好きの後輩から訓令を受け視聴。

あらすじ観てもっとドロドロかと思ったら、意外とみんな上手く回避してたわね。

スマホを大事な人に見せられるかって現代では永遠の命題やね。
「見せて」ってのは「信じてない」って言う風に捉えられがちだし、「見せたくない」ってのは、「やましいことがある」って捉えられがち。

意外と人って同性と異性で態度変わる人多いし、異性には見栄を張りがちだし、浮気うんぬんかんぬんは置いといて「違う自分、素の自分」を見せるのが怖くて、スマホを見せられないって人は多そうと思った。
自分自身、人によって色々なキャラを使ってるから、他人に見せるのは問題はないけど、すごく恥ずかしいのは間違いない。

思春期の娘にお父さんが言ったセリフが素敵。
娘のアレ関係ってお父さんとしては気になるだろうなって思ってたけど、こういう考え方のお父さんになりたいなって思った。
お父さんになる予定ないけど。

現代の"公然の秘密"に切り込んだ面白い映画でした。教えてくれた後輩くんありがとう。
一姫二太郎

一姫二太郎