おとなの恋の測り方のみどりのネタバレレビュー・内容・結末

コメディーって書いてたけど、正直あんまり笑えんかった。自分より身長低い人はいやだな、と思ってる自分と重なって、めちゃくちゃ胸に刺さった。アレクは身長が低いことでたぶん今までにもいやな思いをいっぱいしてきたやろうけど、それをものともせず、ユーモアで返してしまうことが、ほんとにかっこいい。身長のことを言われて、「それって深刻な問題？」と笑いながら言えるところがすごい。まわりの目が気になるディアーヌに対して、責めることはせず、でも「この関係を続ける？」と悲しい顔で聴き続けるところが切なすぎた。いちばん気にしてるのは周りじゃなくて、自分だということが、なんか自分と重なってしまった。最後はディアーヌが決心をして、アレクに告白しにいってよかった。手放しでおもしろいという内容ではなかったけど、見てよかった。物語の冒頭、ケータイを置き忘れたディアーヌに対し、その場で渡さず、電話をかけてきて、その方が覚えてもらえる、という出会いが単純にステキすぎた。