このレビューはネタバレを含みます
ヒロイン・ディアーヌの母が良かった。
おばさんノリでアレクサンドルがいないところで低身長をジョークで笑いまくる。
夫(ディアーヌの義父)は耳が悪い障がい者だが「見た目でわからないから貴方はアレクサンドルと違って障がい者じゃない」と言って夫と喧嘩してしまう短いシーン。
そのシーンがディアーヌの心の中の偏見をわかりやすく表していると思った。
みんなと同じが良いというのは思い込みで、自分が好きなものは自信をもって好きでいいという普遍的テーマをしっとり組み込ませていて、王道で見やすかった。
ラストにディアーヌが空から降ってくるのは「周りの視線なんか気にしない」のメタファーだと理解しました。