Z○Z○の元社長かな？（○は伏せ字）
肝心な導入部分でなんか男がcreepyな感じにしか思えなくていまいち入り込めなかったのと（これがフランス流なのか…？）、ようするにオトコの価値は“金”で決まるんじゃ…という思いが拭えなくて（あとコミュ力ね。その点に異論はなく描き方に不満もないのでここでは割愛）、チビを必要以上にキワモノ扱いしているだけの薄っぺらい映画としか思えなかった。
いや待てよ、財力、ユーモア、（個人の価値観はともかくとして）顔、面白い職業、自分に対する自信、優しさ…ある意味全てを兼ね備えたような男として描くのはズルいと思う反面、それでもたったひとつ足りないだけで天秤が揺れ動いてしまうこともある、ということでテーマの重さを表現しているとも言えるのか。どうなんだろ。
しかしなんでもないシーンが所々オシャレで、おフランスか…と思わずにはいられなかった。ぜんぜん違うけど『フライドドラゴンフィッシュ』を思い出した。
それと映像が（あるワンシーンの視線の動きを除いて）あまりに自然なので、本当に136センチの人が演じているのだと最期まで疑わなかったよ。
