基本的にはコメディなんだけど、その中で障害者についてしっかりと考えさせてくれる映画。
この映画に、この軽い邦題はどうかと思う。
偏見を持つことは良くないと頭で思っていても、心が先に違和感を感じてしまったり、周囲の反応に心が揺れてしまったり…。
“違いを意識しないように意識する”ことが、もうすでに差別の一部ではないかと思うけど、無意識に感じてしまう感覚は意識的に誤魔化すしかない。
そもそも“違い”を感じる感覚は、私達が子供の頃から植え付けられているもので、その基準によっては(作品中でも言っていたけど)ナチスと変わらない。
ヒロインの父親が言ってた「障害は君の心の中にある」という言葉が印象に残った。