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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣のmokuのレビュー・感想・評価

3.7
ダンスシーンにバックステージの様子、バレエを始めた子供時代やバレエスクールでの映像…、そして両親&祖母や友人知人など関係者のインタビューなどから構成。ドキュメンタリーの作りとしては普通。

バレエダンサーがいかに過酷な職業であるか、映し出される映像からひしひしと伝わってきて、超名門バレエ団のプリンシパルを続けていくのは モチベーションが途切れてしまったらそりゃもうしんどい以外の何ものでも無いよね…というのはストンと納得してしまう所はあるね。
才能ある彼にバレエを続けさせるために父や祖母はそれぞれ海外に出稼ぎに出て家族散り散り…家族の期待とプレッシャー、そして苦悩。思いの外、家族の話でもあり。
国を背負って踊るみたいな感覚は今は昔だね。

ひとりのダンサーとしての未来に希望を感じる終わり方でもあり、いつかステージで観られたらいいね。
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