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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣のaikonのレビュー・感想・評価

4.2
バレエは、ほぼ知らず。
知っていると言っても、リトルダンサーで感動して男性による白鳥の湖を観に行ったくらい。
途中で離脱するかな?と思いましたが、すぐに引き込まれました。

天才が故の孤独と苦悩。
自分の才能を伸ばすため、家族はセルゲイに望みを託すため出稼ぎに…自分のためにバラバラになった家族のために、バレエに没頭するセルゲイ。
でも、両親は離婚してしまい、セルゲイは傷つき孤独を背負ってしまう…

優雅なダンスの裏には、抱えた闇の暗さ、深さを感じずにはいられなかった。舞台で踊る彼が、もう痛そうに見えてしかたない。
バレエダンサーの足があんなにも腫れ上がってしまうのを見て驚きました。

バレエ団を離れ、ハワイで撮影したダンス。
窓から差し込む光が、スポットライトのように彼を照らし、それがまたオーラのように見えたり、未来を照らす希望の光に見えたりで泣いてしまいました。
ダンスを見て泣くとは思わなかった。

心震わすダンス、本当に素晴らしかった。

そのダンスで、また違う光を見つけ殻を破りのびのびと楽しそうに踊るセルゲイ。

本当に観てよかった!
彼のダンス、見てみたいし感じてみたい✨
そう思わずにはいられない。
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