nozomi

武曲 MUKOKUのnozomiのレビュー・感想・評価

武曲 MUKOKU(2017年製作の映画)
2.0
綾野剛さん、村上虹郎さんの共演という私得な本作

俳優さんたちの狂気じみた演技は★5つ
綾野剛さんこの作品のために体脂肪率を7%まで落とすという役作りっぷり。流石
でもなぁ〜、展開が遅い、オチも別にない、スローストーリーすぎて眠くなる、演出と脚本が謎すぎる

親殺しで酒と自堕落にふける、綾野剛演じる主人公“矢田部”
激しい性格だが剣道に出会い打ち込む、村上虹郎演じる“羽田”
人間ってここまで落ちこぼれるんだ
落ちるまで落ちたときこんな風になるんだ
と感じた
どん底から立ち上がることを支えてくれる人が身の回りにいるって素敵と思えたことは唯一の収穫

闘うことでしか生きられない両者がどん底から救いを求めていく過程のストーリー
直木賞作家、藤沢周さんの原作なのに勿体無かった
最初から不愉快になる爆音で音量さげたと思いきや、その後の日常会話ちっさ
映画館で見ていたら違うのかな

内容が曖昧で、二人が闘う理由がわからないし、ラストの雨の中の剣道も意味不明
剣道のルールも完全に無視し、勝敗がついても何が正しいのかが分からない
ただ激しさと雰囲気で乗り切った2時間

共感しづらい作品
nozomi

nozomi