セレブな招待客の前でミック達がストーンズを演じた『シャイン・ア・ライト』という愚作に比べれば、沢山のキューバ庶民に囲まれたライブの本作が数倍出来がいい。選曲も70年代のものが中心なのでベスト。
相変わらず軽やかな動きのミックもそうだが、フルステージを一人で叩き続けるチャーリーも凄い。そしてキースがソロで歌う『ユー・ガット・ザ・シルヴァー』は、歌が上手くなっているのに驚いた。
本国イギリスでは遺跡のように思われているビートルズの人気の方が日本では高いが、現在進行系で歩み続けるストーンズがやはりロックバンドの最高峰である。