せい

ワイルド わたしの中の獣のせいのレビュー・感想・評価

ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)
3.5
ずっと楽しみにしていた作品。女の人が狼に恋する話だと聞いて興味が湧いた。
仕事場にはパーカーにジーンズで行くし、上司からよくコーヒー頼まれたりそれの圧力を感じたり、うまくそこに馴染めていない感、溶け込めていない感をひしひし感じた。
そんな、人と距離を置いて生きてる主人公が惹かれたのは誰もいない公園に佇む一匹の狼だった。
そこからの主人公「何としてでも狼とまた出会う」「何としてでも連れて帰る」と思ってからの行動はもはや異常。そこまでするほど狼に惹かれていたのだろう。
狼と共に送る生活はどんどん退廃的かつ原始的になっていくし、冒頭の生活の様子とのギャップも楽しめた。
ラストのシーンは色々考えさせられるのがいい。色んな解釈の仕方がある。
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