アン

ブルー・ジェイのアンのレビュー・感想・評価

ブルー・ジェイ(2016年製作の映画)
2.2
雰囲気にアメリカっぽさがなく、悪く言うなればとても"丁寧な"格好と話し方をしていて作り物感が消せていなかった。
これがヨーロッパのどこかであれば違和感を覚えることなく観れたのでしょう。

過去の思い出や感情に向き合うことで、新たな洞察や成長を経験する点、対話重視のアプローチを取り、登場人物の心理や関係性を変化させていく手法はリンクレイター監督の ビフォアサンライズ そのものでした。
しかしながら、小道具や台詞回しのセンスは絶望的でした。真似したくなる、憧れるものは皆無でした。ざんねん。

下北沢や阿佐ヶ谷、下高井戸あたりの劇場で、演技力を試すための二人芝居にすると脚本が同じでも、役者の組み合わせで見え方が変わる面白い舞台になりそうな予感がします。どちらにせよアメリカ映画向きではなかったのかなと思いました。
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