“自然と共に生きる”とはこういう事を言うんだろう。
モンゴルの大自然の中で鷹匠を目指した少女のドキュメンタリー。
鷹匠である父を尊敬する13歳の少女が、「女は家でゆっくりしときなさい」と言われながらも訓練を重ねる。
断崖絶壁の岩場にある鷹の巣からヒナを確保するシーンが凄過ぎた。
父が支える命綱を頼りに威嚇してくるヒナを捕まえる。
それからは鷹と一緒の生活が始まるんだけど、とにかく凄いのが常に右腕に鷹をとめてる。鷹の体重は10キロくらいはありそうなのに13歳の少女の細い腕で支えてるなんて、それだけでも体力を奪われそう。
ハンターの腕を競う大会に女性として初めて参加するんだけど、参加者は全員年上の男。
「女にハンターは無理だ」
「家でゆっくりしときない」
と言われる中、堂々と戦い抜く。
圧巻は実際に冬の山に出て狐を狩る場面。
マイナス40度にもなる極寒の冬山での過酷な狩をする。
自然に感謝し、自然を愛し、自然と共に生きる世界が圧倒的に美しい。