マッキー

名前のマッキーのレビュー・感想・評価

名前(2018年製作の映画)
3.6
未見の方はここのあらすじは
読まないことをおすすめします!!
さらっとネタバレじゃんかΣ(゚д゚lll) 

⬇️あらすじはこれで十分!!

【〝本当の自分〟ってなんだろ…。
 複数の名前を偽って生きる男と
 その前に現れた謎の女子高生
 のはなし。】

自分はネタバレあらすじ
読んじゃったので面白さ半減(T_T)
終盤に明らかになることまで
書いてあるし…💢 
くぅ〜〜〜_| ̄|○ 笑


さて、
道尾秀介原作と知って
期待大でした✨

得意とする〝怒涛の伏線回収!〟
ってな作品ではなかったけど、
程よく意外な展開と、静かな
トーンだけどなーんか優しい
タッチで描かれていて
好きな空気感( ᵕ·̮ᵕ )♡

津田寛治さんは大好きな役者さん
でさすがの安定感✨ヒロインの
駒井蓮ちゃんは初めて見たけど、
透明感あって自然体で可愛くって😍
それでいて仕草が美しくって
すごくいい✨✨

2人の家族みたいな時間が
とても心地良かった♡温かい♡

でもそれなりにそれぞれに
もどかしい毎日や嫌いな自分
との葛藤、やるせない思いや
得体の知れない苛立ちを抱えて
精一杯に生きてます。。

本当の自分ってなんだろ…
答えが示される作品では
なかったけれど。

途中、彼女が所属する
演劇部の先輩のダメ出しが…
今の彼女の葛藤とリンクしていて
突き刺さってしまうのが
見ていて苦しかった。。。

先輩が熱すぎてウザいのだけど 笑 
あれはあれで一生懸命で…
文化人や演劇人にはああいう人
いるいる!! 笑 演劇あるある😁
ダメ出しが内面的抽象的過ぎて
分かりづらいのよねー 笑

それから友達や恋愛をめぐっての
スクールカースト。。。彼女に
起こる思春期ならではの出来事が
リアリティあって💦、、、、
でも両サイドの思いが分かるだけに
ヤキモキする。。。ただあの彼氏は
ダメダメ過ぎて鈍感すぎて
プチイラだな💢 笑 


全体的には好きな世界観✨✨

そして最後は前向きになれる
ハッピーエンド✨✨✨✨

なの??💦💦


・・・自分的には
スッキリしなーーーい💦


(解釈違い?💦)


★詳しくはコメントでネタバレ↓
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【以下、ネタバレ】

























●まずスッキリしないのは、
 中盤で【主人公が彼女の携帯を
 見て自分のことをお父さんだと
 思ってることに驚くシーン】
 …え?今更?明らかにそんな態度
 だったし、意外でもなくない? 
◉でもこれ あらすじに書いてあって
 先に読んで知ってたからそう
 思っちゃったのでしょうか…
 あらすじ〜💢笑

●その上《男には死産した娘がいた》
 っていう所が肝なのに、これこそ
 書いちゃダメでしょーよー💢
 あらすじ〜💢笑

●実は彼女の父親も死んでいて、
 2人は本当の親子ではなく
 彼女の勘違いだったのだけど、
 彼女が母親から事実を知らされる
 シーンが…無音であっさりした演出…。
◉うーん、でもここはもう少し彼女の
 表情や反応、心情を丁寧に描いて
 欲しかったなぁ、と。

●この後、彼女がそんなに多くを
 述べなくなるので、いまひとつ
 心情が分かりづらい。。。むしろ
 よそよそしく感じて、一気に
 正男と距離が離れてしまったかの
 ような他人行儀ささえ
 感じてしまいました😞

●生き別れた父親との再会は、
 今までなんとなく陰鬱だった
 思春期ならではの毎日に光が差して、
 彼女にとっては特別な時間だった
 のに…それが勘違いだった、という 
 彼女的には大きな出来事な訳で…
 彼女はこの事実を
 どう受け止めたのか。。。

◉雰囲気的には2人して何かが
 吹っ切れたかのように清々しく
 晴れ晴れとしたラスト✨✨
 って感じなのだけど・・・
 個人的にはスッキリしない(>_<)!!

●極めつけは最後の彼女のセリフ
「この人は違います
 (父親ではありません)」

◉突き放されたようなセリフに
 感じてしまったし、あれ 逆に
「父です」って言ってもらえた
 方が嬉しいのにー、なんて😅
 女々しいのかな俺💦

●やっぱあのまま2人の関係も
 ピリオド打たれてしまったの
 でしょうか?本当の親子では
 なかったけど、いつまでも
 助け合う関係でつながっていて
 欲しいなぁ・・・ 
◉でもあのラストの彼女の
 セリフはやはり 関係性を
 断ち切った覚悟だったのかな。。。
 その辺も言及されてないので
 よく分からず…
 余計にスッキリしない。。。

●そう、なんだかんだスッキリ
 しなーーーーーーい(>_<)笑
マッキー

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