花俟良王

退屈な日々にさようならをの花俟良王のレビュー・感想・評価

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)
4.0
長い。ワンカットも全体もとにかく長い。せめて120分に収めてほしい。

しかし、それでも面白く観てしまうのだから悔しい。

おなじみのトリッキーな脚本はもちろんだが、やはり今回も監督の死生観が散りばめられている。口当たりのいい雰囲気を醸し出しているが、監督の想いが伝わり、無骨なロックを聴いたような印象さえ受ける。

普段日本映画を馬鹿にしている人たち、もしくは観る機会がない人たちに観てほしい。こんな作家が日本にもいるんだよ、と教えてあげたい。
花俟良王

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