このレビューはネタバレを含みます
宗教と死生観をこんな不思議なストーリーに仕立てるなんて。
死んだようになんとなく生きる。
死んだと知らないなら生きてると同じ。
児童公園の見えない放射能も同じ。
象徴的な仏壇の中のキリスト。
でもお墓はフェンスで仕切られている。
パラレルのような双子。
でも別の人を名乗る。
ーホント、よく練られてる。
罪なのは自ら死を選ぶことか、
それともそれを隠すことか、
それを見ていることか。
ーその違いって何だろう。
今回もこの監督ならではの矛盾や
曖昧な境界線がジワジワと描かれる。
クセになりそうだ。