なんと言葉にしていいのかわかりません…
みんな虚で、表情がない。
教師も、両親も、工場で働く人みんなみんな表情がない。
主人公の女の子は、これからいろんなことを吸収していくであろう歳なのに、教えられてるのは金一家を崇め奉ることばかり。
北朝鮮ってみんなどの年代もなにかしら組織に所属させられるのだけど、最初に所属させられるのが『少年団』で、北朝鮮の闇に飲み込まれていってしまう瞬間をみるのとができたのは貴重だった。
最後の主人公の女の子のインタビューが切ない。
好きなこと聞かれても、わからないっていう。好きな詩を聞かれたら金日成を称える詩。
きっとこの子はこれから、自分は何が好きでどんな人間なのかを知ることなく、人生を終えてしまうのだろうなって思うと。本当に切なかった。