カン

ニーゼと光のアトリエのカンのレビュー・感想・評価

ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)
4.0
まずはこの実話が1940年代の出来事だという事に驚いた

1940年代ショック療法や暴力が日常茶飯事に行われている現実に衝撃を受けたブラジルの精神科女医ニーゼ
患者をクライアントと呼び、病院の支配から解放するため患者に絵の具と筆を与え心を自由に表現させようと試みる
協力的でない男性医者達にも負けず…
クライアント達は次第に自分自身を絵の具と筆で表現し、心を解放していく…その絵も光りに浴びて美しい❗

人間を尊重し愛に溢れるニーゼの行動がじわりと心に響く優しい映画だった

エンドロールに映る実際のクライアントや写真の人物がリアルで愛しい…
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