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Cameraperson(原題)
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『Cameraperson(原題)』に投稿された感想・評価

[世界と私、仕事と私、カメラと私の25年] 40点

過去25年もの間ドキュメンタリーのカメラマンとして活動してきたカーステン・ジョンソンが、他の映画のために撮った没テイクや新たに撮った映像を自分の"回想録"として見せたいというのが本作品。ブルックリンのボクシング試合、戦後ボスニアでの日常風景、ナイジェリアの看護師の仕事風景、ニューヨークでのジャック・デリダとの遭遇、アフリカでのお祭り、サッカーの試合、マイケル・ムーアの作品への参加などのフッテージを時系列を追わずに(明らかに画面サイズと解像度が違うので…)並べている。普通のドキュメンタリーならばカメラを意識しないこと、或いは明白にカメラの裏に人がいることが求められるが、本作品では不意に声を掛けられたり、カメラを持ったジョンソンがくしゃみをしたり、影が映ったりすることでカメラの裏側とカメラそのものを意識させる作りになっている。仕事でも家庭でもカメラを覗いて全てを記録してきたジョンソンの人生が、カメラを通して存在し、カメラこそがジョンソンであることを示すような題名と呼応する。

しかし、最初に宣言してしまった没テイクというのが終始頭にチラつくし、シーンの切り方(ブツ切れのシーンもちらほら)や繋げ方に恣意性しか感じないのに意味をなしていないのは気になってしまう。シーンの連続性について考えたら"回想録です"と逃げられそうだし、かと言って考えないわけにもいかないしと、終始遊ばれている居心地の悪さが残る。また、メカスに憧れてる感じは家族のフッテージを無造作に突っ込むところからも伺えるが、彼を越えようと試行錯誤した結果、自意識だけが先行して自爆してしまった破片を見せつけられているようでもあった。

加えて、『Sherman's March』というモキュメンタリーの大傑作では、カメラを覗いて自分の人生の全てを記録したつもりの男が、それはただの記録であって人生ではないことに気付くという一種の自滅的なラストに繋がる。一方本作品ではカメラの映像=自分の目で観たもの=記憶として捉えられているようで、自分の記憶を自分そのものであるカメラという記憶装置に外部委託することについてはなんの疑念も持っていないようだった。ドキュメンタリー作家なら一番最初に疑問を持つべきところだと思うんだが。
1.0
【あまったフッテージを並べて映画ができると思うでなかれ】
久しぶりにMUBIを観たら、『CAMERAPERSON』が来ていた。本作は国際的に評価が高い一方で、日本のシネフィルの間では酷評されている作品である。実際に観てみたら、オールタイムワーストレベルで酷い作品であった。

25年間、映像作家として活動してきたカーステン・ジョンソンが、余った断片を繋いで一本の作品にしたというのだが、これがあまりにも雑で、ブレーンストーミングした結果のホワイトボードを提示しても映画にならないとはこういうことだと感じる。まだ、バキバキに決まったショットがあればよいものも、精々家から雪の塊が落下する程度しかなく、行き当たりばったりの取材の手ぶれが激しいカメラを魅せられても虚無しか感じない。また、これは被写体に対しても随分と失礼だと思う。例えば、左目が見えない少年にインタビューする場面がある。それだけで一つの作品ができるのだが、プロレスの舞台裏やアフリカの景色をミキサー機に入れて混ぜてしまっている。まさしく、映像の闇鍋といった感じで、せっかくの上質な被写体素材も醜悪な腐敗臭を放つものとなってしまっている。巷でよく酷評されるような作品なんかよりも最悪な一本だったといえよう。
kofe
5.0
個人的にはすごく良かったです、撮影してる監督自身もこの映画の被写体と等しく同じ命を持ち人生があることを忘れてはいけない