えす

ビリディアナのえすのレビュー・感想・評価

ビリディアナ(1960年製作の映画)
4.2
修道院という俗世と断絶された環境で培われた厳格な信仰心が、外部の醜悪な暴力性によって一瞬で破壊される様が滑稽。宗教敗北は愉快にカード遊びによって体現される。祈りと土木工事がカットバックされるシーンや「最後の晩餐」のパロディなんか分かり易くて良い。終盤まで縄跳びの縄が多様に使われていて凄かった。小道具の使い方も巧いんだな。
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