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ヘッド・ショットのwoosのレビュー・感想・評価

ヘッド・ショット(2016年製作の映画)
3.8
新宿武蔵野館にて字幕版を鑑賞。
サービスデーのため満席。
テーマは「自我の目覚め」。
ご多聞にもれずザ・レイドでぶっ飛ばされたクチだし、三角絞めさんも紹介してたし、まあ観るよね?って感じで観に行った。

まず良かったところは、格闘部分でシラットや近接系の中国憲法の迫力や、素手対特殊警棒とかナイフとの闘いは、達人ブリがよくわかるアクションだった。あと、最大ダメージを主人公が食らう時のカメラの位置が主人公の顔に近いので、観客もダメージを食らったような感覚になるように撮影したんじゃないだろうか?その辺は非常にフレッシュに感じた。

残念だったとこは、この手の映画のアラはあまり言いたくないのだが、
ラスボスがあまり強そうに見えない(鶴見辰吾にちょっと似てる)のと主人公との兄弟分たちはいい奴なのか、悪い奴なのかしっかりキャラ付けしたほうがいいと思うなぁ。いい奴ならやられた時エモーショナルが高まるし、悪い奴なら溜飲を下げる展開になると思う「ザマァ」って感じに。
それと、あんなに至近距離で銃で撃たれたら(しかも連射)少しくらいは当たるんじゃないの?と思うが、全然当たらない。
あと、ヘッドショットってタイトルのわりに実際はっきり分かるヘッドショットは多分2,3ヶ所しかない。(頭部へのパンチとか武器での攻撃は結構あるのでそう言う意味なんだろうか?)

こんなに貶してしまったが、とても面白かったし、イコ・ウワイスの次回作にまた期待したい。
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