歴史苦手だったし、芸術とは縁のない学生たったので、本来どう捉えるのが正しいのかは分からないけど、
彼の遺した絵画があの戦争に失われず、後の世にあり続けることができ、人の目に触れるようになるとしたら、それは彼の言う残像なのだなと思いました。
彼の主張した芸術はその主張を形にしたものとして遺り、多くの人の目から吸収されるが、当の彼はその主張を棄てるかひた隠しにしてでも生きるための絵を描こうとし、しかしそれでもなお受け入れられず情勢の下に埋められた。
主張に目を向けるのならそれで済むけど、ストゥシェミンスキに目を向けるのなら、彼のような存在であっても情勢の前には豪傑ではいられず、自身の作品によって残像を遺すにしか至らない。
今は多様すぎて残像を遺すのすらって感じもするけど。