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タリーと私の秘密の時間のuereiのレビュー・感想・評価

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)
4.0
私のところにも、タリーが来てほしかった!

シャーリーズ・セロンの驚異の体重増(18キロ)や体形の激変ぶりが話題となっていますが、ワンオペ育児に、産後うつなど、日本のママさんたちにとっても聞き捨てならないテーマが描かれます。

世のお母さんにとっての“産後あるある”、“育児あるある”はもちろんなのですが、

まったく持って自覚のないお父さま方にも、ぜひ観ていただきたい。


子どもはあっという間に、大きくなります。それを見逃したくない気持ちもよくわかります。

完璧ママでありたい、という願望も致し方ありません。

でも、自分が壊れたらお仕舞いなんですよ。
それに、

自分の幸せは自分で決めるんですよ。

監督は『JUNO/ジュノ』『マイレージ、マイライフ』でアカデミー賞にノミネートされたジェイソン・ライトマン。シャーリーズとは『ヤング≒アダルト』以来の再タッグで、脚本は『JUNO/ジュノ』でアカデミー賞脚本賞を受賞したディアブロ・コディ。

『JUNO/ジュノ』『ヤング≒アダルト』、そして本作『タリーと私の秘密の時間』は女性3部作ということで、コディ自身の3人目の出産直後の体験がもとになっているそう。

いったい、夜に現れて朝には姿を消しているナイトシッター、タリーとは何者か? そうやすやすと心を許してしまっていいのか? という疑問が頭をもたげる中、明かされる真実にぜひとも愕然としてください。
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