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グッバイ・クリストファー・ロビンのtonuのレビュー・感想・評価

3.9
Blu-ray(4Kコンバート),DTS-HD5.1chで見ました。

画質はほぼ良かったです。
音質も良かったですが、サラウンド感のあるシーンはあまりありません。

クマのプーさんの作者、A・A・ミルン(ブルー)とその家族の話しです。
戦場に行ってPTSDを抱えてしまったブルーが、ロンドンを離れ、郊外で作家活動をしていく話ですが、後半は息子(であり、本の中の人)のクリストファー・ロビンにウエイトが移っていきます。
ブルーがPTSDにより突然戦地がフラッシュバックするシーンが、見ていてやや心臓に悪いです。

家族とナニー(子守り)のオリーブ(ヌー)の関係性や立場、心情が丁寧に描かれ、実際の場所で撮影された、クマのプーさんが生まれ、そして売れていく事で起きる話です。

見ていてい色んな立場に共感でき、なかなか良かったです。
クマのプーさんの知識が無かった中で、直前にプーと大人になった僕を見ておいて、少し背景が解って良かったです。

プーと大人になった僕は子供向けよりかと思いますが、今作は大人向けのいい映画だなと言った印象でした。

父親ブルー役のドーナル・グリーソン、表情の変化は少ないですが、よく心情が伝わってきました。
母親ダフネ役のマーゴット・ロビーはちょっと嫌な感じがする役でしたが、うまく演じていたと思います。
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