画作りがめちゃくちゃ素敵。
すっごく豪華で優雅な映画だけど、最後に残る苦さもあり。
列車内で基本コトが進むので画面が単調になっちゃいそうだけど、これでもか!と映される雪山を走るオリエント急行とか、死体なんかどーんと映さずに真上から撮っちゃうもんね〜だし、容疑者全員をガラス越しに映して何重にかさなって見える描写とか(結局誰も真実を話してない…なんて)、最後のトンネル前の横一列なんて、もうさ、誰がユダよ!?って想起させる絵画のようなショットもあり。映画ってすごいな……と感服。
往年の名作ミステリーをこんな風に堪能できるなんて満足。