このレビューはネタバレを含みます
・序盤、主人公の性質及び彼の持つ拘りが演出を通して表現される。わかりやついつい。
・あれ、ブークさん超優秀じゃね…?本筋にめちゃくちゃ関係ないけど、上の身内が会社で彼を冷遇してるバックグラウンドが凄く彼に見合っていない。
・小説に於ける情報として認知するための猶予が際限ない留まり続ける「文字」と違い、映画に於ける情報として認知するための猶予が少ない一瞬で流れてゆく「台詞」及び字幕は、目視できる演出がもたらす視覚的な助けが不可欠だが、多くの推理や証言などの台詞に対し釣り合わない視覚的な演出の乏しさが、この結末が持ちうる本来の衝撃を阻害している。
原作を読んでいないので結末を初めて知ったが、上記の問題点があり、結末を構成する複数の事実のうち一つを除いてあまり驚きを感じれなかった。
・その複数の事実のうち除いた一つは、首謀者の演技力が凄まじいがために感動できた。