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オリエント急行殺人事件のふじPONっのレビュー・感想・評価

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)
3.8
原作はアガサ・クリスティの『灰色の脳細胞』ことエルキュールポアロシリーズの一つ。

エルサレムの“嘆きの壁”前。
礼拝堂から高価な装飾品を盗んだ事件の容疑者が3人

事件解決を依頼された紳士は左右均衡のとれた口髭の男だった。
そう。彼こそがエルキュール・ポアロ。

「この世には善と悪しかない」と言い切り、不均衡を嫌う。

事件解決後のポワロは、イギリスで起きた事件の調査を依頼され、トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行に乗車する。

二日目。悪徳ビジネスで儲けた富豪ラチェットが何者かに殺される。
12箇所を刺されて…

豪華な俳優陣。
特に、奇抜な演技がないジョニー・デップのラチェットと、ポアロとの対比のバランスが良い。

不均衡を嫌うポアロが本事件に対して下した結論に知っていても泣いてしまう。
解決する場所がトンネルなのは少し芝居じみてたかな。

擦り倒された名作だが、今もなお題材として使われたり、ネタになったりするのは、原作が魅力的だから。
久しぶりに原作読もうかな。
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