犯人やトリックが分かっている有名すぎる作品を今更どういう風にやるんだろうと思っていましたが、思ってたよりも面白かったです！
そのまんまで、逆に今までのありきで作ってないか？笑という感じの場面もありましたが。
汽車という映画や映画館と相性が良いけれど、単調になってもしまう舞台を、長回し（風）の映像で構成していて工夫していました。
ただポアロやクリスティに詳しくないので見当違いかもしれませんが、今作から出されたであろうポアロの神経症的な性質と本作の謎解きの間に相関性があまり無いように感じました。洞察力というよりは、知識に裏付けされた推理でしたし。だからこの設定が推理にはあまり活かされてないと思いました。知識は知識で、言語の違いとか同じヨーロッパなのにすごく豊富で面白いんですけど
あとは会話劇でミステリーなので、犯人知ってるとはいえ、めちゃくちゃ情報量が多くて大変でした笑
