Adele

ダイ・ビューティフルのAdeleのレビュー・感想・評価

ダイ・ビューティフル(2016年製作の映画)
3.9
こんな素敵なフィリピン映画があったとは!
あらすじを読むにつけドラァグクイーン好きな私が絶対観るべき映画だと確信。

予想以上に良かった。

つくづく弔いとは遺された人たちのためのものだなぁ、と思う。
故人を偲ぶことで何らかの気持ちの整理をつけるというか。みんなで思い出を共有することで、亡くなった人が完全に消えたわけじゃないような気がしてくる。

シリアス過ぎず、過剰な演出もなく、葬儀の日と並行してトリシャが生きた時間を振り返る。
私もなんだか弔いに参加しているような気持ちに。

葬儀屋さんの「ハッピーエンディング」って名前が最高。
死人を着飾らせて一緒に写真撮ったり、SNSにアップしたり、一般的には不謹慎に思えるけど、トリシャがきっと喜んでるんだからいいよね。
私は死後の世界は信じないけど、葬式の参列者には着飾って来てもらうのいいなと思った。

トリシャの名言:「ち●こ一本なんかに未来を奪われないで」
娘ちゃん、幸せになってほしいなぁ。

余談ですが、セブに短期留学に行った時に、フィリピン人ってビューティーコンテスト好きだな、って思ったのを思い出した。
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