紅茶

台北ストーリーの紅茶のレビュー・感想・評価

台北ストーリー(1985年製作の映画)
4.1
時代の流れに取り残される二人のカップルが泡沫の如く消えてしまうような感触。急速に経済が成長していく過程で振り落とされる人々。侯孝賢(ホウシャオシェン)は少年野球時代の栄光という呪縛にいい感じに取り憑かれていた。80年代は栄華な時代だったという語種はよく聞くが、本作でも全編に通じる一貫した仄暗さの中にも、ディスコで流れる「フットルース」で皆が踊るシーンには明るさを感じる。確かにあれは皆が踊りたくなる曲です。
紅茶

紅茶