のうこ

台北ストーリーののうこのレビュー・感想・評価

台北ストーリー(1985年製作の映画)
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ちゃんと切り返すし、顔の寄りが多い。侯孝賢だけが、夢の世界に生きてる、野球少年のままに生きてるなんて泣ける。ひたすら野球の試合を録画したビデオをテレビで再生して見てる侯孝賢の背中が悲しい。アメリカは夢の国で、結婚はハッピーエンドで、テレビの中は夢の世界か。アメリカ映画だとテレビは空虚さの象徴として、使われることが多い気がするが、これは珍しいテレビの使い方。割とぞっとしたのは、侯孝賢が後ろから襲ってきた輩に対して、道端に落ちてたレンガを拾う動き。自然すぎてこわい。
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