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台北ストーリーのtakonoのレビュー・感想・評価

台北ストーリー(1985年製作の映画)
4.1

さみしさや辛さを感じるのは、部屋に1人でいるときよりも、
仲間が自分の悩みと関係なくさも楽しそうに騒いでる部屋や、浮かれた人々が楽しげに歩く街の中。

ラスト、あっけな。と思いながら映画館を出て、数時間街を歩いてたら、ようやくじわじわくるような映画。

人だらけでゴチャゴチャした夜の梅田の交差点ですら、普段はストレスしかないのに観たあとは「なんか映画のワンシーンの中ぽいw」て思ってしまうほど風景がちょっと違って見えた。


ストーリーが単調のため、普通の監督だったら寝てたと思う。
ただただこの監督の撮る映像に魅了された。綺麗とかそういう言葉では表せない街の日常の儚いショット


今写ルンですブームだけど、フィルム写真好きな人は観て損はないです。自分の写ルンですも早よ現像だしたいなーて思いました笑
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