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サーミの血のHIROのネタバレレビュー・内容・結末

サーミの血(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

北欧の先進国スウェーデン🇸🇪でも差別が行われてたのか!知らなかった。

サーミ族は約1万年前の最後の氷河期が終わった直後にフェノスカンディア(スカンジナビア半島、コラ半島、カレリア、およびフィンランド)の北部地域に最初に移住した人々の子孫。

ラップランドと呼ばれ、北欧スカンジナビア半島の最北部(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシア)に住んでいるトナカイ遊牧民。
16世紀以降、北欧諸国はサーミの土地を侵略。
19世紀には、同化政策を開始。

映画の舞台の1930年代はサーミ民族は劣っているとして差別され研究対象と扱われていた。

エレ・マリャ(レーネ=セシリア・スパルロク)も監督のアマンダ・シェーネルもサーミの血を引いてる。そして映画に登場するすべてのサーミ人には実際にサーミに出自を持つ人たちを起用してる。

コルトと呼ばれる、フェルト地で作る民族衣装は色彩豊かで美しい👗伝統的な音楽(ヨイク)も美しい🎶









集団研究調査では、全裸で写真に収められる…その時、フラッシュの閃光と彼女の視線には怯え、深い悲しみと怒りを感じる😠目ヂカラ凄い!

教師であるクリスティーナ(ハンナ・アルストロム)には憧れてたんだろうに…「あなたたちの脳は文明に適応できない」言われ😢可哀想。

憧れの少年ニクラス(ユリウス・フレイシャンデル)も、親の言いなりだし…😢

サーミ人とは、彼女にとって悲劇的な運命であり、乗り越えるべき障害、忘れたい過去なんだね😭こんな思いをする人がいなくなる世界になりますように。

でも、疑問が?スウェーデンは福祉大国・教育大国で、希望者は全て高校に進学出来、学費は無料、学生の居住費も無料だよな?
1930年、サーミ人は違ったのかな?
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