いにょ

サーミの血のいにょのレビュー・感想・評価

サーミの血(2016年製作の映画)
3.9
2017年105本目。

サーミ人というのは、スカンジナビア北部に住む遊牧少数民族。彼らの住まう土地はラップランド(辺境の地)という蔑称で呼ばれ、ラップ人とも呼ばれる彼らは差別の対象となっている。

主人公のエレ・マリャはそんなラップ人としての出自を呪い、そこから逃がれようと足掻き、身近な人たちを傷付けてしまう。

高福祉国家で幸福度ランキングでも上位に入るスカンジナビア半島の国々にこんな根強い差別があるとは知らず、それを知るだけでも価値のある映画。

人の弱さの悲しさよ。