Iri17

サーミの血のIri17のレビュー・感想・評価

サーミの血(2016年製作の映画)
4.5
ゼミの先生がノルウェーに行った際にサーミ人への差別が酷かったと言っていたが、この映画はまさに北欧の恥部を描いた作品であり、人間の醜さを描いている。本当の自分として生きるのは大変で、それを捨ててマジョリティと同化してに生きるのは辛い事だ。

日本でも根深い在日朝鮮人の方への深刻な差別とも繋がる問題である。最近も水原希子さんへのネット上での差別攻撃が問題になったが、在日中国人、韓国人、朝鮮人として生きれば迫害され攻撃される。日本の場合は通名を使って日本人のように生きようとしても叩かれる訳だからサーミ人の例より酷いかもしれない。自覚のない人種差別が蔓延している日本人こそ観るべき映画である。
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