r1ace

サーミの血のr1aceのレビュー・感想・評価

サーミの血(2016年製作の映画)
3.5
小さなレベルの嫌がらせから、
大きなレベルの迫害まで。
「生まれ」という個人ではどうしようも無い次元の
差別を生々しく描いてますわ。

サーミ人の差別は、遥か昔に買った
「FF5 Dear Friends」というCDの
ブックレットに書いてあり少しだけ知ってたけど。
ここまでとは思わなかった。
文化を大切にする生き方も重要やけど、
自由を奪う理由にしたらあかんわな。
ちなみにこのCD、サーミ語の歌もあっておすすめ。

妹さんも可愛そうっちゃ可愛そうやね。
姉さんが自由を求めてしまうと、
もう何も選択肢が無くなってしまう…。
民族の伝統か、個人の自由か。
今の日本でも似たような問題はあるけど、
答えはでないわな、こればっかりは。
r1ace

r1ace