【サーミの血を引く少女に焦点を当てた物語】
1930年代、スウェーデンのサーミ人は他の人種より劣った民族として差別された(公式引用)
原則予備知識なしで観るが、途中まで観て、ある程度知識を入れた方が、より深く味わえそうな気がしたため、少し調べてから再鑑賞
物語は、妹の葬儀に参列するために故郷に帰って来た老女エレのシーンから始まり、回想シーンへ
少女エレは、多少浅はかな行動もするが、そうせざるを得なかったことが哀れでもある
故郷を去るもの残るもの、どちらも間違いではないし、そもそも生き方に正誤はなく、自分の居場所を見つける権利を妨げることは誰にもできない
この物語で描かれなかった時代に想いを馳せる
スコアはもっと高くするべき必要鬱の作品だが、どーしても上がらなくてすまんね🙏
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稀少な少数民族サーミ人たちは今、観光に利用されたり、シャーマンや魔女のように扱われて、特別視されているとか
差別はもちろん、暮らしや文化を脅かすような利用のしかたは絶対やめてほしい